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2007年8月30日 (木)

管理人の独り言 Vol.046

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All Things Must Pass

George Harrison が、The Beatles 解散後、Phil Spector(管理人の独り言 Vol.009 をご参照下さい)と共同プロデュースで 1970年に発表した3枚組の名作 LP ボックスの発売30周年を記念して、2001年にボーナストラックを10曲加えて CD 2枚組として再発されたもの。LP ジャケは白黒の写真でしたが、そこに(あえて稚拙に)コンピュータで色付けしたり、ボーナストラックを加えるなども、George 本人の発案によるものの様です。(George は、この再発盤の為に「My Sweet Lord 2000」を録音しています。)そして、George はこの後『Brainwashed』という素敵な CD を制作して、残念ながら 2001年の暮れに亡くなられております・・。

The Beatles の事実上のラスト・アルバムと言われる『Abbey Road』に、「Something」、「Here Comes The Sun」を提供して、Lennon-McCartney とは一味も二味も違う個性を持った作曲家・シンガーとしての更なる評価を得、The Beatles 在籍時から書き溜めていた曲を一気に放出したのが、この『All Things Must Pass』で、The Beatles がそれぞれソロとして活動する様になって最初に成功したアルバムでもあります。主な収録曲は「My Sweet Lord」、「Wah-Wah」、「What Is Life」、「If Not For You」、「Beware Of Darkness」、「Awaiting On You All」、「All Things Must Pass」など。バックに参加したメンバーは、Cream 解散後、Blind Faith を経て Delaney & Bonnie(管理人の独り言 Vol.003 をご参照下さい)のバックバンドに参加し、そのリズム・セクションを率いて Derek & Dominos を作ってレコーディングに入っていた Eric Clapton が、Derek & Dominos のメンバーと共に参加。他にも Ringo Starr や Dave Mason、Billy Preston、Badfinger 等々の素晴らしいミュージシャン達が参加し、Phil Spector のサウンドプロデュースと相まって、素晴らしい演奏を聴かせてくれていますが、このアルバムの成功の要因は、George の作った沢山の楽曲の素晴らしさと、彼の微かに甘く切なく時に語りかけてくる様な独特の抑揚に満ちた「歌声」、そして、これだけのメンバーが参加してくれる、彼ならではの人望によるものだと思います。

ちなみに George はこのレコードの発表後、恐らくロック界では初の大規模なチャリティ・コンサートである『The Concert For Bangladesh』(1971)を主催。この『All Things Must Pass』からも多くの曲が演奏され、ステージでバックを務めたミュージシャンの多くも、このアルバムに参加した方達です。ちなみにこの時の映像は映画としても世界中で公開され、『ジョージ・ハリスン & フレンズ コンサート・フォー・バングラデシュ デラックス・パッケージ (通常版)』として DVD 化されています。(Billy Preston の熱演も必見です。)

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