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2008年6月 1日 (日)

管理人の独り言 Vol.049

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The Traveling Wilburys

The Traveling Wilburys の1988年と1990年発売の2枚のアルバムにボーナストラックを加え、P.V.やレコーディング風景を収めて CD 2枚+ DVD 1枚に写真たっぷりのライナーやオマケなどをしっかりしたボックスに収めて2007年に発売されたものです。どの曲もとても質の高いポップスのまさに王道を行くもので、オッサン達が楽しそうに歌い弾きコーラスする姿が音楽から「見えて来る」まるでスルメの様なボックス・セットであります。また、DVD に収められたレコーディング風景や P.V. のどれもがじつに楽しそうで、グッドです。

で、 The Traveling Wilburys って??、とお思いかも知れませんが、彼等はヴェテランの大御所達が変名で一時的に組んだバンドで、『Vol.1』と『Vol.3』の2枚のアルバムを発表して以降、バンドとしては活動をしていません。バンドのメンバーは、Lucky Wilbury / Boo Wilbury (= Bob Dylan), Otis Wilbury / Clayton Wilbury (= Jeff Lynne), Charlie T. Jr / Muddy Wilbury (= Tom Petty), Lefty Wilbury (= Roy Orbison), Nelson Wilbury / Spike Wilbury (= George Harrison) の5人。サポートとして、Jim Keltner や Gary Moore なども参加しています。

ライナーの解説通りなら(^^)、1988年の半ばに、ジョージ・ハリスンがシングル曲のB面用の曲を親友のジェフ・リンと作って、ボブ・ディランのスタジオでトム・ペティやロイ・オービソン、ボブ・ディラン達とデモ録音をしたところ、プロデューサーがジョージに「このメンバーでアルバム作ろう」と言い出して、そのままアルバム制作に入った。

DVD でのジョージ・ハリソンの証言によれば、ジョージ・ハリスンとジェフ・リンが曲を作っているところにトム・ペティがジョージに借りていたギターを返しに来たので、たまたま別の用事で同じスタジオに来ていたロイ・オービソンにも声を掛けて、ボブ・ディランのスタジオが空いていたら使わせてもらおうと思ったら、ボブもヒマだったので、そのまま5人でワイワイ録音したり曲作りして盛り上がっちゃった。どうせならアルバムを作っちゃおうと言う話になった。ところが、各人がビッグ・ネームでも有り、全員レコード会社との契約なども有って面倒だったので、偽名を使って匿名バンドとして出すことになった。匿名で音楽することが楽しくなっちゃって、大いにレコーディングをエンジョイして、素晴らしいアルバムが完成した。

で、プロモーションもしないのに沢山売れちゃった。匿名とは言え、声や曲を聴けば全員が「あっ、誰それだ!」とバレてしまう程特徴の有る彼等の元には P.V.の撮影や公演の依頼が殺到したが、1枚目のアルバムが発売された年の暮れにロイ・オービソンが心筋梗塞で急死し、バンドとしての活動を停止・・。しかし、第一作がグラミーを獲得したことなども有って、2年後には『Vol.3』を発表。今度は P.V.などもしっかり作って「顔出し」をして、プロモーションもしました。そして、この第二作でバンドとしての活動は終了、2001年にジョージ・ハリスンが病死したことで、再結成の望みも無くなりました・・。

こんな物凄いメンバーの奇跡の様な音楽の数々は、決して古臭くなること無く、永く愛される上質なポップであり、イケてるロケンローなのでありました。

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